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交響詩「前奏曲(レ・プレリュード)」
Les Preludes
(S 97)


 リストが全13曲の交響詩の中で最も有名で最も成功した作品である。リストはこの曲にフランスの詩人、ラマルティーヌ(1790-1869)の「詩的瞑想録」の一節から「われわれの一生は、死への一連の前奏曲にほかならない。」という序文を掲げた。しかし、元々はそのような標題音楽として作曲されたものではなかった。

作曲過程

 1848年、パリにいたリストは、オートランの「大地」「北風」「波」「星」の4篇の詩からなる「4大元素」に曲をつけて男性合唱曲を書き始め翌年完成した。(S80)

 この合唱曲に附随する序曲を書くつもりであったがなかなか書きあげず、1848年になって合唱曲から主題をとって作った。一方合唱曲はコンラーディ(1821-73)により伴奏を管弦楽編曲されたが出版されなかった。そこで、リストは序曲だけを独立させて、それに合う標題を探した結果、上記のラマルティーヌの「詩的瞑想録」から見い出した。音楽もその後手を加えて1854年に現在のものとなった。

(野本由起夫氏によれば、「四大元素」序曲と「レ・プレリュード」は同じもので、後から題名を付けただけだといわれる。)

初 演

1854年2月23日、ワイマール宮廷管弦楽団の基金募集音楽会にてリスト自身の指揮により初演。

ディスク

フルトヴェングラー/ウィーンフィル[54]。(CD番号)EMI-TOCE3013

ショルティ/ロンドンフィル[77]。           Dec-POCL3745〜6
                             Dec-POCL5184

カラヤン/ベルリンフィル[67]。            G-POCG3391〜2

ゴレンシテイン/国立ロシア管弦楽団[95]。      Trition-DMCC26032

 (他、多数あり)


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